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今、統一教会に何が起こっているのか。 柳慶明

真のお父様は、1994年に世界基督教統一神霊協会(以下、統一教会)の40年の歴史を終え、これからは世界平和家庭連合であると宣言された。そして2年後の1996年、創設大会を通して世界平和統一家庭連合(以下、家庭連合)を正式に発足された。重要なのは、真のお父様はなぜそのようにされたのかである。

真のお父様とはどのような方なのか。

統一運動の摂理機関を統一教会から家庭連合に変えた事件は、真のお父様がどのような方で、お父様の遺業が何なのかということと深い関連がある。真のお父様とはどのような方なのか。これについては、文牧師、文総裁、愛国者、平和活動家、超宗教活動家、世界日報の創始者等…人によって見解が違う。真のお父様のアイデンティティが示される多くの面があるが、最も核心的なものは何だろうか。2006年に発表された「平和メッセージ3」を見ると、真のお父様は、自らを「第一アダムと第二のアダムが失敗したすべてのことを蕩減復帰し、完成しなければならない第三のアダム」であるとされている。真のお父様がご自身をアダム型の人物として規定されることには二つの意味がある。ひとつは、神様が、真の愛、真の生命、真の血統の息子として創造されたアダムのように、真のお父様は、サタンが所有権を主張することのできない神の子として誕生されたということである。二つ目に、真のお父様は、アダムが失敗したことを蕩減復帰し、完成しなければならない5%の人間の責任分担のある方であるということである。

ならば、アダムが失敗したこととは何なのか。<原理講論>第6章予定論を見れば、その答えを明確に知ることができる。「アダムを通して創造目的を成就しようとされた神のみ旨は、アダムの堕落によって成就することが出来なかったが、そのみ旨を成就しようとする神のみ旨は絶対であるので、神はイエスを後のアダムとして送り、彼を通してそのみ旨を成就しようとされた。しかし、ユダヤ人の不信によってそのみ旨が成就できなかったため、神は再臨主を送って、彼を通してそのみ旨を成就しようと摂理されたのである」(p.215)。アダムが果たせなかったこととは神様の創造目的であり、第三アダムとして来られた真のお父様は、その成就できなかった神様の創造目的を成就される方である。

神様の創造目的と真のお父様の使命

神様の永遠の創造目的とは四位基台である。四位基台とは「平和メッセージ2」にあるみ言葉のように「神様中心の家庭的基台を言う」のであり、神様を中心とする夫と妻、子女という4つの位置を成就することである。ならば、神様の創造目的である四位基台とはどのようにして完成されるのだろうか。<原理講論>第1章創造原理には次のように記述されている。「四位基台は、正分合作用による神様、夫婦、子女の3段階として完成」(p.34)される。過去を代表する神様と現在を代表する夫婦、未来を代表する子女、このようにして時間的に3代圏を成すことによって神様の創造目的が成就されるのである。

アダムが成就しなければならない四位基台を完成した神様中心の家庭とはどのような姿をしているのだろうか。平和神経の様々な章を通してみるとその姿は二つである。まず、家族全員が神様と父子関係を形成した姿である。神様の息子娘として生まれたアダムとエバは、神様を父母として侍り共に生きる。そしてアダムとエバを通して生まれた子女も、神様の息子娘として生まれ、アダムとエバがそうであったように、神様を父母として侍り共に生きることである。第二に、家族全員が神様の真の愛を実践する姿である。アダムとエバ、そしてその子女たちが互いに真の愛を実践し、神の子らしく生きることである。

このようにアダムがエバと子女と共に神様中心の家庭を実現すれば、彼らの後孫たちも神様を中心とした家庭を成し、神の下一家族として生きることになる。つまり、生まれて成長しながら、自然に自身が神様の子女であるというアイデンティティを悟り、神様を中心に侍りながら生きる、神様の真の愛をお互いに実践し、神の子らしい生を生きることになるだろう。これがまさに神様の創造目的であり、これを実現しなければならない責任がアダムにあった。

しかし、アダムはこれを実現することができず、失敗したアダムを代身して神様の創造目的を完成しなければならない使命を持って第三のアダムとして誕生された方が真のお父様である。つまり、四位基台が完成された神様を中心とした真の家庭を実現し、神の下人類一家族を実現することが真のお父様の使命であった。

アダム家庭の失敗と真の家庭の摂理的責任

「再臨主は何次アダムかって? 3次アダムです。 3次アダムは何しに来たって?真の父母になるために来ました。真の父母になって何をするって?真の家庭をつくるのです。真の家庭をつくって何をするかって?…先生の後ろにはアダム家庭の失敗家庭があります。これを整備しなければなりません」(み言葉選集284巻、P.119、1997年4月16日)

アダム家庭の失敗は何なのか。3つある。第一に父母の失敗である。エバが神様を裏切り、そのエバにアダムがしたがったことで、アダムとエバの間に主管性転倒が起きた。第二に3大王権の縦的な軸の形成に失敗した。アダムとエバの堕落によって、彼らは神様の子女を生むことが出来ず、むしろサタンの子女を生んでしまった。結局、アダム家庭において、神様 – アダム ‐ 長子へとつながる3大王権の縦的軸を成すことができず、神様を中心とした3代圏が定着できなかった。第三に子女の失敗である。神様がアダム家庭の問題を正すために子女を通して復帰摂理を行ったが、長子権問題をめぐりカインがアベルを石で打ち殺してしまった。結局、アダム家庭全体が失敗してしまった。

このようなアダム家庭の失敗を勝利的に復帰しなければならない家庭が真の家庭である。第一に、真の家庭には父母の責任がある。真のお父様は神様の男性像を、お母様は神様の女性像を表わし、神様が期待される男性の代表としての役割と、女性の代表としての役割を通して、真のお父様とお母様が神様のみ旨を中心にひとつになることで、アダムとエバの間に起きた主管性転倒の問題を解決しなければならない。第二に、神様 – 真のお父様 – 長子権を持った息子へとつながる3大王権の縦的な軸を確立することにより、神様の創造目的である四位基台を完成しなければならない責任がある。第三に子女の責任がある。長子の権利を持った息子と拡大された真の家庭の一員である祝福家庭との関係において、カインとアベルの問題を解決しなければならない。つまり、カインの立場にある祝福家庭が長子の権利を持った真のアベルの立場にいる息子の長子権を認め、神様の主権と真のお父様の血統を代身する未来の代表として侍り、ひとつにならなければならない。

統一運動の摂理機関の大変化と2000年代の神様の摂理

このような原理と摂理的観点から歴史を振り返って見ることにする。1990年代の半ば、統一運動の摂理機関に大変化が起こった。40年間、その役割をしてきた統一教会の扉を閉め、家庭連合の時代を開門したのである。この変化は、単に機関の名前や看板を変えたという次元のもではなかった。宗教圏を中心とした個人の救いの次元を越え、真のお父様の第3アダムとしての使命である神様中心の家庭を基礎とし、人類が、宗教、人種、国籍を超え、神の下一家族として生きる新しい文明を創造するための偉大な変革であった。新しいぶどう酒のための新しい皮袋として家庭連合が創設されたのである。

このように摂理的に重要な時期である1998年7月19日、 文顯進様は家庭連合の世界副会長として就任されることになった。文顯進様は、文字通りの統一教会の責任者ではなかった。統一教会が扉を閉めた後、統一教会とは何の関係もない立場から、新しい時代のための新しい機関である家庭連合を通して、神の下人類一家族を実現する人類の新しい文明創造の瞬間から、文顯進様は公的な仕事を始められたのである。

文顯進様の家庭連合世界副会長就任式で真のお父様が語られたみ言葉を見ると、この就任式が単なる機関の責任を任せることを意味していなかったことを知ることができる。それは、1代の神様、2代のアダム、3代のアダムの息子へとつながる3大王権の縦的な軸を立てることのできなかったアダム家庭の失敗を代身し、神様 – 真のお父様 – 文顯進様へとつながる真の家庭の3大王権の縦的な軸を立てる天宙史的事件であった。したがってその就任式は、単に統一教会内部のイベントではなく、より広く深い次元で行われ、これに真のお父様は、統一家の指導者だけでなく、平和大使をはじめとする各界各層の指導者を招待し、その意味を明確にされ、当時の大きな喜びを「万歳、万歳、万万歳!」と表現された。

このようにして真の家庭の3大王権の縦的な軸が立てられたので、その後、神様の摂理は大きく二つに分けて進められた。一つ目は、2001年1月13日、真のお父様は神様の王権を立てる歴史的な神様王権即位式を挙行された。このイベントについて真のお父様は、約一ヶ月後、次のように語られた。「今回、韓国で会議をした時、40代前は2世である顯進の指示に絶対順応するようにと言いました。そうです。人事措置も何でもできるように特権を許諾しましたか?しませんでしたか?ニューヨークで?そうです。ニューヨークで。王権を樹立する時は、1世は過ぎたのです。1世の時代は過ぎ去り、2世の時代が来たので…」(み言葉選集343巻、p.289、2001年2月18日)

真の家庭の3大王権の縦的な軸の形成を通して神様王権即位式を勝利的に挙行された土台の上に、神様の摂理は2013年1月13日までに真の父母様と真の家庭の定着、神主権の実体的定着を成す基元節に向けた天一国創建12年路程を出発することになった。

第二に、神様の摂理は父子協助時代に移された。「父子協助時代に移るのです。父子協助時代になると、ここですべてが終わるのです。分かりますか。母子協助の基盤の上で息子を立てるのです。メシアを生まなければならないのと同様にメシアを立てることも同じ」(み言葉選集314巻、p.229、2000年1月5日)

アダム家庭の失敗を勝利的に復帰する真の家庭となるため、真のお父様と真のお母様の間で主管性転倒の失敗を勝利的に復帰することにより、真の父母様が定着する父母の責任と共に長子権を持つ文顯進様と拡大された真の家庭の一員である祝福家庭がひとつになって、真の家庭が定着する子女責任の時代が到来したのである。「地上で今、顯進を中心としてひとつにならなければならないのです。そのため、皆さんが顯進の家庭を中心にひとつになって、父母様について来るのです。そうすればすべてのことが終わるのです」(み言葉選集335巻、p.285、2000年10月6日)

このような次元で神様の摂理は、第3次アダムの勝利的基盤の上に第4次アダムが責任を持つ時代を迎えることになった。第2次アダムあるいは第3次アダムの出現は、第1次アダムが失敗したためであった。しかし、第4次アダムの出現は第3次アダムが失敗したからではなく、神様を中心として3代圏が勝利することによって、神様の創造目的を完成するためには第3次アダムである真のお父様の責任に加え、第4次アダムである文顯進様が責任を持たなければならなかったからである。そのため、真のお父様は次のようにその意味を語られた。「1次アダム、2次アダム、3次アダムは、神様の恨を抱いてこの地に来ました。そのような恨を4次アダムにまで行かせてはだめです。第4次アダム圏時代では定着時代へと行かなければならないのです。第4次アダムを中心とした本然的家庭において天国が始まるのです。第4次アダム圏時代とはアダムとエバが堕落せずに完成して理想家庭を成就する、そのような時代圏を言うのです。神様の理想が実現される本然の時代を言うのです」(統一教会時代の主要な儀式と宣布式III、2001年7月)

このように、創造本然の理想家庭である真の家庭が定着すると、全人類がこの真の家庭に連結され、神様中心の家庭をつくることによって神の下一家族として生きる世界が実現できる。「来られるメシアは完成したアダムの資格を持って来られるので、まず、神様が絶対的基準で愛することのできる真の花嫁を迎え、真の夫婦の位置にまで進まなければなりません。しかし、メシアの使命はそこで終わるのではありません。真の父母の位置まで、ひいては絶対的な真の家庭を探し立てなければなりません。この真の家庭を中心として神様の創造理想を完成した地上天国と天上天国を創建することができるのです。その目的のために堕落の末裔である60億の人類は、誰もが例外なくメシアの真の家庭に接ぎ木されなければなりません。絶対条件です」(み言葉選集478巻、P. 285、2004年12月2日)

したがって、この時期、神様の摂理は家庭連合を基盤に360万双、3600万双、3億6千万双といった祝福運動を前進させ、これにより、人種、国籍、宗教の壁を越えた人類の普遍的救いが本格化した。そして人類を神様の息子娘に戻し、神様を中心に侍って生きるよう、神様を中心とした真の家庭実現運動も拡張展開された。

過去10年間、統一家に何が起こったのか。

しかし、2008年以降から統一家は神様の摂理と真のお父様の使命に逆行する混乱が吹き荒れている。第一にお母様が真のお父様との関係においてエバの主管性転倒の過ちを繰り返している。お母様は、真のお父様が原罪のあるサタンの血統に生まれ、そのため、誕生した時からではなく16歳の時に初めてメシアの資格を持たれたと主張している。これはサタンが所有権を主張することのできない、神様の本然の血統を持って、神様の直系の息子として誕生した真のお父様のメシアとしての資格と権威を正面から否定するものである。

そしてお母様は、再臨のメシヤがこの地に来られるための2000年のキリスト教の基盤と再臨主を迎えるための北朝鮮の神霊集団の基盤を、お母様が誕生し成長するための基盤であったという歪曲された主張と、自身は真のお父様とは関係なく生まれ育った独生女であるという主張もされた。これは真のお父様の主体性を認めていないことになる。

それとは違ってお母様は、原罪を持って生まれた真のお父様が原罪なく生まれた独生女であるお母様に会って原罪が清算されたと語ることで、お母様が真のお父様の前に主体であると主張されている。そのため、お母様は2018年3月16日、米国ラスベガス Famicon 2018での演説で「神様の摂理において再臨主よりも重要なのは神様の血統を持ってきた独生女の出現」という主張をされたのである。これは真のお父様に対するお母様の主管性転倒の極地ある。それだけでなく、6000年前、エデンの園で起こったエバの過ちをお母様が繰り返すことで、真の父母様定着の基盤を自ら破滅させるという危険な道を歩まれている。

第二に、文亨進様は、真のお父様 – 文亨進様 – 文信俊様という偽りの3大王権を主張し、神様の復帰摂理において勝利的結実として立てられた神様 – 真のお父様 – 文顯進様へとつながる真の家庭の3大王権の縦的な軸を否定している。文亨進様はお母様を背負って文國進様、文仁進様と共に、2008年4月18日、家庭連合をハイジャックした。その後、彼は神様の摂理や真のお父様の使命とは全くかけ離れた違う道へと統一運動を導いた。

文亨進様は家庭連合の扉を閉め、統一教会という制度化された宗教の道へと戻った。彼は、2009年6月30日に青坡洞本部教会での説教を通して、当時の「統一教会」を世界基督教統一神霊協会、世界平和統一家庭連合、統一教会の3段階で説明した。そして彼は、2009年7月17日、「統一教会は、仏教、儒教、イスラム教と同じ1つの宗団」であるという公文を世界全域に送り、同年8月13日には「世界平和統一家庭連合の名称を統一教会と変えて使用する」という公文を発送することにより、制度化された宗教への回帰を公式化するに至った。2009年11月18日、UPF世界会長の就任式において彼は、統一教会と名称を変更した理由について「世界基督教統一神霊協会から世界平和統一家庭連合に看板を変えた理由は、世界的な活動をしなければならなかったのにキリスト教が反対したためであり、今では堂々と本然の統一教会の道を行く時となったからである」と説明し、神様中心の家庭に基づいた人類の新たな文明形成の理想と家庭連合の基盤を通して、これを実現しようとされる真のお父様の崇高な使命をゴミ箱に投げてしまった。

以後、2013年、統一教会における指導者の地位を失うと、彼は自身が統一教会の2代教祖であるとを自ら称し、米国ペンシルベニア州にSanctuary churchを立てた。彼はそこで自分の信者たちと共に銃やナイフを通して悪を滅ぼし、神様の王国を守るという「鉄の杖牧会」をしながら、宗教急進主義の行動を赤裸々と見せている。

第三に、統一教会の指導者は、神様の創造目的であり真のお父様のメシアとしての使命の実体的遺業(レガシー)である真の家庭と真の家庭における長子権を持っている文顯進様を徹底的に無視した。それだけでなく、長子権を持つ文顯進様と祝福家庭の原理的な関係を破壊することにより、あたかもカインがアベルを殺したかのように、統一教会が長子権を持つ文顯進様を殺すにあたり先頭に立ち、結果的に統一教会は神様の摂理において犯罪組織へと転落してしまった。 2010年以来、キム・ヒョユル、ジュ・ドンムン、オ・テギョン、パク・ジニョン、ユ・ギョンソク、ムン・ジュノ、チョ・ソンイル、シン・ドンモ、チョン・ジンファ、キム・ガプヨン、ヤン・ジュンス、ヨン・ジョンシク、ヤン・チャンシク、ファン・ソンジョといった多くの統一教会の指導者は、韓国はもちろん、世界全域を回って「顯進様は教会の財産を盗んだ。顯進様は真のお父様に従わなかった」という偽りのフレームに基づいた文顯進様人格殺人キャンペーンを行った。そして文顯進様を相手に世界各地でなんと29もの訴訟を起こし、顯進様を殺そうと必死になり、顯進様の世界における平和活動を妨害するためには違法もためらわずに行った。これは、今のこの時も休むことなく続けられている。

統一教会の指導者が文顯進様に対する人格殺人を行うと同時に、継続して訴訟を画策する理由は何なのか。彼らには明らかなアジェンダがあるからである。それは長子権を持つ文顯進様ではない、真のお父様の弟子である自分たちが真のお父様の後継構図を引き継がなければならないとう「法統継承」のアジェンダである。彼らは現在、お母様の独生女主張が真のお父様の本然の道とは違う非原理的で反摂理的であるということをある程度認知しているにもかかわらず、これに対して沈黙を一貫している。むしろ彼らは「お母様は真のお父様とひとつだ!」とそれらしく食口の目を覆い、お母様にすべての力と権限を集中させている。その理由は、、お母様が聖和されると「最高委員会」という機構を前面に出して、お母様に集中させた力と権限を自分たちが根こそぎ独占できるようにする「統一教会天一国憲法」システムを既に作成したからである。

文顯進様に対する統一教会の指導者による悪意的な行動と蠢動は何を意味するのか。これは、彼らが作った偽りのフレームのようなお金や権力の問題では決してない。神様中心の家庭に基づいて新しい文明の創造と拡大しようとする神様の摂理は、真のお父様の生涯の遺業に正面から敵対する反逆行為である。

祝福家庭は神様の子女であり、拡大された真の家庭の一員である。祝福家庭は誰もが神様と真の父母様と真の家庭を尊敬し、愛する心、統一運動に向かう炎のような心を持っている。今はそんな気持ちの前に、過去の日を素直に照らして見なければならない。お母様の独生女主張と文亨進様の2代王主張、統一教会の指導者による法統継承アジェンダを盲目的に支持したり、沈黙してきたことが、拡大された真の家庭の一員として、真の家庭の定着に貢献しなければならない祝福家庭としての摂理的責任分担の遂行を妨げる大きな問題となってきたことについて真剣に省察し、悔い改めて再出発しなければならない時である。

しばらくの間、真の家庭の3大王権の縦的な軸を破壊しようと文亨進様を前面に立て、今では真のお父様と180度違う道を歩まれるお母様の独生女主張をあおっている統一教会の指導者の脱線が、究極的に神様の摂理と真のお父様の遺業の継承に深刻な障害となり、祝福家庭自身と子女たちを殺す毒をなっていることを祝福家庭は留意しなければならない。神様の摂理と真のお父様のメシアとしての使命をドブに捨て、お母様を戻ってくることのできない崖っぷちに追い込み、祝福家庭を地獄の釜の中に投げ捨てている統一教会の指導者による狂乱の暴走を防がなければならない。そのため、天一国主人である祝福家庭が彼らの嘘と不義と悪行に立ち向かう時である。

真のお父様の遺業を継承

真のお父様は全人類を神様を中心とした家庭に導く世界的な運動を遂行するために家庭連合を創設された。文顯進様が1998年7月19日に家庭連合の世界副会長として任命された時、文顯進様は神様と人類の前に、神様中心の家庭を立てることにより、神様の天国を建設するという亡父の夢を継承すると約束されたことがあった。家庭連合が真のお父様が立てられた本然の使命から外れたので、もはやその組織を通して活動することはできないが、文顯進様は、2017年12月2日、家庭平和協会を創設することにより、その神聖な約束を守られている。文顯進様は家庭平和協会を通して、亡父である真のお父様の生に命を吹き込んだ本然のビジョン、すなわち神様中心の家庭を通した平和理想世界の実現という神様の夢を前進させて行かれることだろう。

私たちも文顯進様とひとつになって、真のお父様の遺業を継承する道を歩まなければならない。人類が宗教と人種と文化と経済的な葛藤により、ますます分裂されているこの時、私たちはすべての人間が神様の子女として尊重される世界を成就するために共に努力しなければならない。各家庭から神様中心の家庭を成し「神の下人類一家族」の神文明を創造し、これを拡大していく偉大な仕事を共に成さなければならない。

「独生女」主張の問題点と解決策 柳慶明

お母様は「独生女」を主張されながら真のお父様の血統と権威を否定され、真のお父様を裏切るという衝撃的な道を歩まれている。2014年7月1日、天正宮での訓読会の時から、お母様は次のように語っておられる。

「血統転換、私は母胎からだ。皆さんはそれを信じなければなりません。アボジの歴史はイエス様の顕現と共にイエス様の責任を継承したその時、その瞬間からお父様はひとり息子としての資格です。分かりますか。それを知らなければなりません。今までの2千年の歴史は独生女を探し求めてきた歴史です。その歴史的な秘密を私は明らかにしています」(2014年7月1日、天正宮訓読会)

「私がこの位置に立つまでは天の保護圏にいました。私を教育した人はいません。ひとり息子と独生女は同等です。ひとり息子が独生女を教育したとは言えません。どういう話か分かりますか。ですから私が決めるのです。私が決意するのです」(2014年10月27日、天正宮、世界指導者特別会議)

「私がアボジに初めて会った時、摂理歴史を知り、蕩減復帰摂理歴史も知りました。私は原理を勉強したこともありませんでしたが、それでも分かりました」(「統一世界「2013年9月号、2013年8月24日)

「私はお腹の中にいた時から3代続くひとり娘の母系として血統を転換し、原罪を精算し、純血に生まれた独生女です。しかしアボジは原罪を持って生まれました」(2016年12月25日、天正宮)

「原罪を持って生まれたアボジは、私、原罪なく地上に生まれた独生女に会って、原罪が清算されたのです」(2016年12月30日、天正宮)

統一教会の指導者たちは、お母様の「独生女」主張を擁護している。その代表的な人物がキム・ジンチュン氏である。彼は2017年3月に「ひとり息子、独生女、真の父母様」という文を通して「真のお母様が強調されるように、今、真実を明らかにする時となった」(p.59)と主張している。彼が言う真実とは何なのか。真のお父様に対し「ひとり息子としての出発は、誕生した時ではなくメシアの使命を受け継いだ16歳の時だった」(p。41)と言い、お母様に対しては「真のお父様とは異なり、真のお母様は血統転換を通して天の血統を持って生まれなければならなかった。つまり、原罪のない独生女の立場で誕生しなければならなかった」(p.42)というのである。キム・ジンチュン氏のこういった主張の延長線上にアメリカ統一神学大学院(UTS)の教授であるミクラー氏は、2017年の夏、ヨーロッパで開かれた宗教セミナーで「文牧師は原罪を持って生まれた」と暴言した。

お母様による「独生女」主張の意味するところは、神様の主権と血統を持ってこの地にひとり子として誕生された真のお父様のメシアとしての権威を否定し、生涯のすべてを嘲笑し破壊するものである。そしてそれは、お母様が真のメシアであることを宣言され、お母様の血統と権威を中心にした真のお父様とは関係のない新しい宗教を創設したことを意味する。このようなお母様による真のお父様に対する衝撃的な裏切りにより、現統一教会をして「独生女教」と呼ばれるようになったほどである。

お母様が真のお父様とは全く違う道を歩まれていることが明らかであるにもかかわらず、統一教会の指導者たちはこのようなお母様に対し、祝福家庭に「真のお母様は真のお父様とひとつである」と教えている。これは真のお父様に対するお母様の裏切り行為を正当化し、祝福家庭を欺瞞することによってお母様に従い、真のお父様とは何の関係もない道を歩んでいる自身を合理化するための策略であり、罪である。

祝福家庭はそのような欺瞞にもてあそばれ、指導者に同調し「これまで独生女が分からなかったこと悔い改めます」という祈祷を続けなければならないのだろうか。祝福家庭によるそのような態度は、お母様をさらに煽り、危険な断崖絶壁に押し出しているようなものである。今、祝福家庭のお母様のための正しい道は、独生女主張の問題とその危険性を明らかに理解し、非原理的で反摂理的な断崖の絶壁に立たれているお母様による「独生女」に従うことを止めなければならない。お母様が思いとどまり、振り返って、神様と真のお父様の手をもう一度つかまれるようにすることである。

 「独生女」主張の問題点

お母様による独生女主張は、聖書に書かれていることや自然の法則、そして原理を根元から違反している。アダムとエバの創造が記録されている創世記2章19節から23節の内容を見ると、アダムがすべての生き物の名前をつけている。そのようなことができる理由は、アダムがアイデンティティの根である種を持っているからである。そして、神様はアダムの助け手がいないので、アダムのあばら骨を取って女を創られた。そのため、アダムは「これは私の骨の中の骨であり、肉の中の肉である。これは男からでてきたので、すなわち女である」と言ったのである。アダムが種を持っており、女はその種から始まった。これはエバのアイデンティティがアダムとは関係なく独立して規定されることはないということを意味し、エバとの関係におけるアダムの主体性を示している。

自然界を見ても種はアイデンティティの根を示す。そのため、リンゴの木の種は韓国に植えても日本に植えてもアメリカに植えても、どこに植えても種が撒かれたところからは必ずリンゴの木が育つ。種がリンゴの種であるため、環境が変わってもその種によってリンゴの木と呼ばれるアイデンティティが維持されるのである。

原理的に見ると男性と女性は神様の二性性相をそれぞれ代表して創られた。男性は権威、力、血統といった神様の男性像と主体性を代表して創られた。女性は恩恵、無条件の愛、生命などといった神様の女性像と対象性を代表して創られた。このようにしてそれぞれが神様の二性性相を代表して創られた男性と女性は、真の愛を中心として、お互いに相手の足りない部分を補い合う相互補完的な関係を結ぶようになっている。

アダムとエバはこのような創造本然の男性と女性の正しい先例を立てなければならない歴史的な人物であった。しかし彼らは失敗した。そのため神様は蕩減復帰の過程において失敗したアダムの代わりに、原罪のない、サタンの血統とは無関係な立場から、サタンが所有権を主張することのできない「神の愛と生命の種を持った息子、ひとり息子であるメシアを誕生させた。(「み言葉選集」285巻、p.24、1997年4月19日;「救援摂理史の原理観」、「真の家庭と世界平和:真の父母様成約時代講演集」2000年)。そのため来られるメシアは、人間始祖による堕落によって、神様との最も重要な関係、父子の関係を失った人類に、神様、真の愛、真の生命、真の血統による父子関係を結ぶことができるようにする。そして、そのような神様の息子によって失敗したエバを代身する女性が立てられ、神様の娘として再創造されるのである。したがって神様は、キリスト教の2000年を通して再臨メシヤ降臨のための摂理を進められ、その基盤の上に真のお父様が誕生された。真のお父様は神様の真の愛と真の生命、真の血統の種を持って来られ、失敗したエバを代身することのできる女性を選択されるのであるが、その女性こそがお母様である。お母様は失敗したエバを代身して神様の女性像を代表する実体となり、後世のための正しい先例を立てなければならない。そして真のお父様との関係においては、真なる妹として、また妻として、対象性を示さなければならない。

1992年度に真のお父様が女性時代を宣言されたのは、この地に真の父母が定着するためにはこのような女性の代表としてのお母様の役割が重要だからであった。お母様が真のお父様と共に真の父母様として立つことのできる資格を備えなければならない時代だということである。真のお父様が失敗したアダムを代身する神様の男性像を代表する実体であるように、お母様は失敗したエバを代身する神様の女性像を代表する実体とならなければならない時であったのである。

しかし、今のお母様のよる「独生女」主張は、本来の女性の役割とは全く関係のないものであり、失敗したエバを代身して復帰されたエバとして勝利しなければならないお母様の責任とも無関係なものである。

真のお父様の教えとは相反する「独生女」主張

お母様の独生女主張は真のお父様の教えとは全く異なるものである。

1.お母様の血統と資格について

真のお父様のみ言葉によると、お母様は生まれる前から血統が転換されていたわけではなかった。

「皆さん、お母様は生まれた時から、王女として、オモニという再臨主の夫人として生まれたと思いますか。どうですか。堕落した血統に生まれました」(「み言葉選集」461巻、p.26、2004年7月19日)

お母様は真のお父様とは関係なくその位置に立たれたわけではない。自分で原理が分かったわけではないことを真のお父様は明らかにされている。

「オモニも先生が立ててあげなければオモニとして立つことができません。アダムに似せてエバを創ったでしょう。完成したアダムに似せて合うように創られました」(「み言葉選集」283巻、p.30、1997年4月8日)

「アダム家庭において一代で理想的な夫婦として立つことが出来ず、堕落した夫婦となって世界を台無しにしてしまい、4千年の歴史を再臨の時まで引き伸ばしてきたものを先生夫婦が整備しなければならないのですが、オモニに原理が分かりますか。原理が分からないのです。何も知らないのです。先生が教育して、夫の役割もしなければなりません。家長の役割もしなければなりません。宗族長の役割もしなければなりません。宗教圏の代表、天の全権を中心として代表に立ったと考えた時、どれほど深刻だったと思いますか」(「統一世界」2001年6月号、p.25、2001年4月18日)

また、真のお父様のみ言葉によると、お母様が最初から真のお父様の配偶者として予定されていたわけでもない。なぜなら本来、お母様の位置は聖進様の母親が立たなければならなかったからである。

「キリスト教が聖霊(母)を中心として、来られる主の前に実体の花嫁となることのできる基準と、息子娘の家庭とを連結させなければなりません。それが何かというと、キリスト教が反対しなければ聖進の母親がその位置に立ち、聖進がその位置に立ったのです」 (「み言葉選集」362巻、p.123、2001年12月9日)

「聖進の母親が反対しなければ、既成教会が反対しなければ、そうすればその時から祝福を始めることができたのです。祝福。そうなっていたらここにいるオモニはオモニではありません… 。世界が変わりました。オモニも違っていたはずです… 」(「み言葉選集」484巻、p.129、2005年1月22日)

そして真のお父様は、お母様がエバの主管性転倒の失敗を勝利的に復帰することを期待されながら、お母様がご自分を中心に考えているという高慢を警戒された。

「先生を絶対的に信じるしかありませんでした。それを超えなければなりません。ですから、全部不信してしまったエバの歴史を蕩減しなければならないのです。それまで、条件行動をオモニがしてはならないというのです。ですからオモニは先生を利用しようという心を持ってはいけないというのです。オモニのためにそうするという気持ちを持たなければなりまん。主管性転倒したことを復帰しなければ解放圏にならないのです」(「み言葉選集」312巻、p.184、1999年10月15日)

「オモニも、これからは、自分勝手に考えてはいけません。『アボジも私がいなければ完成できない』そのように考えてはいけないのです…分かりましたか。私も今、神様の前で『神様、私がすべての絶対価値を連結したので、私がいないと神様は困ってしまうのではありませんか。私の言うとおりにしてください』などとは言えないのです。私にはできないというのです」(「み言葉選集」491巻、p.247、2005年3月22日)

しかしお母様は、ご自身の志を立てられ、真のお父様とひとつになれないまま、ご自身の望まれるままの道を歩まれ始めた。このことを真のお父様も嘆いておられた。

「一人の女性を育てて理想的な妻にすることが世界統一よりも難しい。『宇宙主管を望む前に自己主管を完成させろ』ということよりももっと難しいのです。それがオモニには分からない。今、聞いていると思いますが、これからは理解しないと。一昨日の話、『先生は原理的にしますが、私はできません』と言うのです。それ以上に恐ろしい言葉がどこにありますか。目の前で、ためらいもせずに」(「み言葉選集」488巻、p.156、2005年2月21日)

「オモニは、自分が6歳の時に僧侶が現れて、ひとり娘を連れた大母様に『心配しなくていい。この娘は大きくなると陸海空軍を動かす世界のボスと結婚する』と言われたと言って、それを今まで自慢してました。オモニはそのことを信じていました。私の話は信じないのに」(「み言葉選集」491巻、p.258、2005年3月22日)

2.真のお父様の血統と資格について

真のお父様は、お父様の天の血統と無原罪誕生について疑うことに関し、原理と摂理に反する主張であると嘆いておられた。

「先生が堕落した血統なのか、きれいな血統なのか。皆さんには自信がありますか。…どうして代わりに神様の血統に連結させることができますか。原理を解釈することもできない人に、何、先生は純血なのか、どんな血かって。…先生の血がどうしたって」 (「み言葉選集」608巻、p.304、2009年2月28日)

「先生は堕落の血統とは関係がないのです。それを知らなければなりません。『先生は堕落した血統に生まれ… 』とそのような考えをしてい人は狂った人たちです。原理が分かっていません」(「み言葉選集」真本611巻、pp.307-8)

「皆さんが『先生も堕落した後孫だから血統を復帰しなければならない』と言うかもしれませんが、堕落した血統にある者がどうして復帰できますか。どうしてメシアになれますか」(「未出版のみ言葉選集」、2010年2月7日)

「神様は原罪のある先生を使うと思いますか。…先生に原罪があるとかないとかを自分たちで決めることができますか。無駄なことをしています」(「み言葉選集」真本608巻、p.276)

解決策

お母様の「独生女」主張は、聖書、自然法、原理に反している。そして真のお父様の教えと歴史的事実とも全然違う。「独生女」主張は、お母様にとって、真のお父様との関係において主管性を転倒し、真のお父様とは全く違う道を歩むことによって、神様の摂理を妨害する危険な主張である。

真のお父様には神様の息子として神様の血統と主権を代表する権威がある。しかし、祝福家庭が真のお父様に従う理由はそれだけが理由ではない。真のお父様は神様の男性像を代表し、息子の位置、兄の位置、夫の位置、父の位置から真なる真の愛を完成した道徳的権威を示してくださった。そのようなみ言葉や生の中に私たちは感動した。

お母様の権威は、真のお父様の位置に立ったり、主管性を転倒して真のお父様より上に立つことによって絶対に立てられるものではない。その権威は神様の前に真なる娘の愛、真のお父様の前に真なる妹や妻の愛、真の子女様と人類の前に真なる母の愛を完成することによって自然に生じる真の愛の道徳的権威として生じるものである。

真のお父様が生涯においてその責任を果たされても、お母様が責任を果たせないことにより、真の父母様の位置はいまだに定着できていない。お母様がさらに続けてこのような道を歩まれれば、真のお父様とお母様は永遠に違う道を歩むこととなり、真の父母様は当代で定着できなくなる。このような天宙史的な悲劇が目前に迫っている。

このようなすべてのことをきれいに整理し、新しい出発をするための唯一の道は、このような問題を起こしてきた張本人であるお母様が、神様と真のお父様の前に悔い改めて本然の位置に戻られることである。お母様が一日も早く危険極まりない「独生女」主張から抜け出され、神様の女性像の正しい先例を立てられ、真のお父様と絶対的にひとつになった復帰されたエバとして勝利され、永遠に尊敬され記憶されることを願います。

祝福家庭の声 「 お母様、以前のお母様に戻ってください。」

お母様、以前のお母様に戻ってください。
島津良太郎

私は、京大CARP出身で、1997年にUTSを卒業しました島津良太郎(36万双)と言います。

私は、昨年10月から大阪のFPA事務局に通わせていただいています。昨年からというわけではないのですが、毎月家庭連合から送られてくる世界家庭などのみ言葉を読んでも全然復活できない日々が続き、毎月、巻末の「サンクチュアリ教会およびUCIを支持する人々の言説の誤り」だけ読んで、「(仮に正しいにしても)批判をしている側の方の論理の方が破綻しているけどな・・・。もっと家庭連合は、分派への批判の仕方を変えないと」と思ったりしていました。

そんな時、サンクチュアリ教会でお母様に対する批判が凄まじく、昨年9月にはお母様を変えるような儀式までされていることを知り、これは子女の道理に反すると思いました。同時に、そのようなサンクチュアリ教会の亨進様をもともと支持していたのはお母様であり家庭連合であったことを思った時、「ああ、もしかして、最初に出て行った顕進様が実は正しかったのではないか」と思い出し、顕進様を支持する会のホームページを見たり、他のブログを読んで、顕進様を支持する側の人たちの主張は首尾一貫していて、理路整然としていると感じ、大阪の事務所を昨年10月に初めて訪問し、12月には相対者とともに韓国でのFPAの創設大会にも参加させていただきました。

サンクチュアリ教会のお母様の批判の仕方は、決して受け入れられません。お母様の偉業は偉業として認めないといけませんし、私たちが批判することなど絶対にできません。しかしながら、お母様の偉業は偉業として認めつつも、お母様が立たれている現在の位置が非常に危ういものであり、子女としてそのまま見過ごすこともできないものであると感じるのです。

そこで21日間の条件祈祷を終えるにあたり、私はお母様の偉業と現在の問題点について、大変僭越ながら感じるところを書き綴りたいと思いました。

1.真の御父母様の最大の偉業は、真の家庭を地上に誕生させたこと

イエス様は33歳の若さで十字架にかかり、家庭を築くことができませんでした。そのため、キリスト教徒は、霊界におられるイエス様を霊的に2,000年間慕ってきました。しかし、2,000年後、真のお父様とお母様が地上に肉親をもって誕生され、再び真の父母として立ってくださったので、私たちは堕落人間なのに祝福を受け救いを受ける考えられない恵みに授かることができました。お母様の偉大なる勝利があったればこそです。

お母様の最大の勝利は14人もの子女を地上に残されたことです。お母様が地上に来られたこと自体ももちろん尊いことですが、それ以上に尊いのは真の子女様を地上に誕生させられたことです。お父様・お母様がいくら偉大でも、地上に永遠におられるわけではなく、いつかは霊界に行かれます。

子女は父母の姿を見て成長するものです。霊界に行かれた10代前の先祖のお祖父ちゃん・お祖母ちゃん、1000年前に霊界に行かれたお祖父ちゃん・お祖母ちゃんを見て育つわけではないです。

アダムとエバが堕落しなかった場合を、考えてみてください。アダムとエバが霊界に行った後でも、アダムとエバのことを1000代も後の子孫である私たちがずっと崇拝していなければならなかったでしょうか? アダムとエバが完成していれば、そのあとのカインとアベルも理想家庭を築いていたでしょうし、カインとアベルの子女も一つ前の世代である親のカインとアベルと同じような親になれば、おのずと理想家庭を築いていたことでしょう。

お父様のみ言葉にありますように、過去・現在・未来を代表する三世代が同居し、四位基台を形成すれば、それで創造理想の完成です。お父さん・お母さんとの間に父母の愛・子女の愛を結び、兄弟姉妹の愛を築き、祖父母が孫を愛し、孫が祖父母を愛するような家庭が出来上がれば、四位基台は完成していたはずです。何代も前のアダムとエバのことを考える必要はなかったはずです。

この意味でお父様・お母様の伝統を相続した真のご子女様がもし地上におられなかったとしたら本当に大変でした。キリスト教の信徒たちと同じく、霊界におられる真の父母様を慕いながら信仰生活をしていなければなりませんでした。これではキリスト教徒たちの信仰と何が変わりますか? お母様が勝利されて真の父母様になられたからこそ、私たちはキリスト教徒とは全く違う次元の祝福を通して救いを受けることができるようになったのに、真の父母様の偉業を真の子女様に相続されたことをお認めにならずに、「真の父母は一代である」とおっしゃってしまったら、真の御父母様の偉業が未来永劫に引き継がれる術がなくなってしまうのではありませんか?

堕落人間ならなおさら、霊界におられる父母を慕って理想家庭を築いていくなど、不可能です。目に見える地上の父母を通してしか、私たちは成長できない、弱い私たちです。実際、お父様が霊界に行かれた後、お父様のことを遠くに感じる食口が増えていることは否定できないでしょう。お母様が霊界に行かれたら、私たちの信仰はどうなるのでしょうか?

お父様は、「愛・生命・血統の中でもっとも重要なものは血統」と何度も語られましたが、それはこのことだと思うのです。真の御父母様が残された血統があるがゆえに真の家庭の伝統が歴史に引き継がれ、私たちは神様の願いに生きることが許される道が開かれるのだと。血統とは神様の愛・神様の祝福の通り道です。まさしく、「神経」です。血統が残っていなければ、神様の愛の通り道がなくなってしまいます。神様が地上に降りてくることができなくなります。だから、お母様の残された真の家庭は歴史上最も偉大です。

2.女性の特質は母性である

女性は男性とは違って母性があります。すべてを包み込む母性があります。お母様は女性の中の女性ですから、母性のチャンピオンのはずです。しかし、最近のお母様のみ言葉を拝聴しますと、排他的なみ言葉が多くなっているように感じます。

先のご聖誕日のみ言葉でも、「宗教が統一されるには、政治、すべての面で統一されるには、宇宙の母、真の父母、独生女を迎えることが道です。」と語られました。しかし、これでは、家庭連合でないものは救われないと言っているのと同じであり、他の宗教の人たちを救い出すことは到底できないのでないかと僭越ながら、感じるのです。お父様の目指された万人救済(Universal Salvation)は到底できないのでは? と思います。

お父様は宗教の教えている内容の大部分は共通しているとおっしゃられ、世界経典の編纂などにたずさわられました。宗教の和合を説く時に、「家庭連合で真の父母を受け入れなければ救われない」と言ってしまったら、終わりではないのでしょうか?

全てを包み込むお母様に戻ってください。

キリスト教は過去2000年間、イエス様を神様にまつりあげて、神様の絶対性・超越性ばかりを強調してきました。神様の父性ばかりを強調してきました。そのために神様があまりにも人間から離れた存在としてなり、心情の神・親なる神の姿が見失われて、神様はいないとする共産主義までキリスト教社会から現れて、社会が地上地獄のまま歴史は続いてきました。

今、真の御父母様が地上に誕生されて、私たち一人ひとりを愛する心情の神様・父母なる神様が6千年ぶりに復権されたのに、お母様が最近、独生女の話ばかりされるので、真の父母様の絶対性ばかりが強調されて、私たち堕落人間とは違うことが強調されて、また神様が遠くに行ってしまったように感じるのは私たちに信仰が足りないからでしょうか?

神様は父母なる神様としておられるのですから、お母様はお父さんの役割までも果たそうとするのではなく、あくまでもお母様であってください。私たちがお母様に求めているのは慈愛のお母様であり、権威あるお母様ではありません。お母様はお母様であるだけで偉大であり権威があります。これ以上の権威は必要ないと思うのです。どうか重荷を肩から降ろして、以前のような慈愛にあふれたお母様に戻ってください。

お母様、以前のお母様に戻ってきてください。

島津良太郎  拝

真の父母様に対する原理的理解(Q&A形式) 櫻井正実

1. メシヤはモデル平和理想家庭を立てる存在

真の父は真の息子・兄弟・夫・父、真の母は真の娘・姉妹・妻・母の真の愛の先例を立て、人類が従うことのできるモデルとなられる存在です。神の創造目的は四位基台の完成であり、メシヤには人類の真の愛のモデルとなる四大心情圏と三大王権を完成したモデル平和理想家庭を立てる使命があります。

Q: 今、お父様の家庭は人類の前にそのようなモデル平和理想家庭になっていますか。

A: 悲しいことですが、そのような家庭になっていないと認めざるを得ません。

2. 三大王権と長子の重要性

メシヤの使命はご自分の家庭をモデル平和理想家庭にするばかりではなく、全人類を救済し、平和理想世界を実現するところまで行って初めて果たせたと言えます。それは一代では果たすことができません。

Q: お父様が霊界に行かれたら、誰がその後を継いで、神の摂理を推進していくのですか。

A: 三大王権直系の長子です。ただ年長だからといって長子になるのではなく、神の摂理にオーナーシップを持ち相応しい資格を備えていなければいけません。長子とはお父様の権威を受け継いだ神の摂理の中心人物であり、自分を高めるのではなく、誰よりも自己を犠牲にして平和理想世界のために投入する者です。

3. 真の父母様にも責任分担がある

メシヤは第三アダムです。それはメシヤが神のように創造原理の外にいる存在ではなく人間であり、責任分担があることを意味しています。神と心情一体化したからといって神のように全てを知っている存在になるわけではありません。

Q: メシヤは騙されることがありますか。 A: Yes

Q: メシヤは誤解することがありますか。 A: Yes

Q: メシヤが間違った判断をすることがありますか。 A: Yes

4. 真の孝子とは真の父母様の願いを叶える者

真の父母様が原理や摂理について語られる御言葉は一貫性がありますが、組織運営における指示や命令は変わることが多くありました。真の父母様の指示にただ盲目的に従うのではなく、真の父母様の願いを叶えようとするのが真の孝子です。

Q: 顯進様は真の父母様の指示に従わない親不孝者ではないですか。

A: 偽りの報告に基づいて下された指示に従った場合、失敗すれば真の父母様が責任をとらされてしまうのに、ただ指示に従う者が孝子でしょうか。真の父母様の指示と命令に従うことが「信仰」だと信じ、真の父母様の願いを果たそうとする顯進様を迫害したことは、律法にただ従うことを「信仰」と信じ、一部の律法を破りながらも、より高い次元の愛に生きたイエス様を迫害したことと同じです。顯進様は真の父母様の願いである神のみ旨を成す為に死力を尽くされる真の孝子です。

【上記3番と4番の内容を読み、もしメシヤを人間的に見て軽んじていると感じられる方がいらっしゃいましたら、下記リンクから詳細を説明した動画をご覧ください。】
https://align-with-god.org/seeking-truth/true-father-and-hjn

5. お母様はお父様の有原罪誕生を信じていらっしゃる

メシヤとは無原罪で誕生した神の長子です。神の血統を持って誕生したお父様(無原罪誕生)がお母様を堕落圏から探し出されて(お母様は有原罪誕生)教育し、真の母の位置に立て、真の父母となられました。

Q: お父様もお母様も無原罪で誕生したと聞いていますが、お母様は、お父様が原罪を持って誕生したとまで考えていらっしゃるのですか。

A: お母様が無原罪で誕生したというだけで既に非原理的です。そしてお母様はお父様が原罪を持って誕生されたと本当にそう考えていらっしゃいます。

【数々の証拠がありますので、下のリンクをご一読ください。】
https://align-with-god.org/seeking-truth/tokusennyo

6. お母様と顯進様が会って話しても解決されない

この問題の原因が、お母様と顯進様の間の感情の軋轢にあるのだとしたら、お二人が会って感情を解かなければなりません。しかし原因はお母様が独生女信仰を固く信じて行動されていることであり、顯進様はお父様の教えと違う独生女神学を認め、間違った道を進むことはできません。この場合、会って話しても平行線でしかありません。

Q: お母様と顯進様が会って話して解決されるべきではないですか。

A: 既にお会いしていると認識していますが、会って話しても解決されていないのは誰の目にも明らかです。

7. 真の家庭を一つにする方法

お母様と顯進様の両方が神を中心にしているなら分裂することはあり得ません。

一.お母様が神を中心としているのに、顯進様が神を離れたのならば、お母様の下に顯進様が戻れるようにするべきです。

二.顯進様が神を中心としているのに、お母様が神を離れたのならば、顯進様と共にお母様をお迎えしなければなりません。

三.もし両方が神を離れているなら、原理と摂理の道を守る第三の道を提示して、お二人が本然の位置に戻れるようにするべきです。

Q: お母様と顯進様のお二人のうち片方を選んで片方を裏切るという選択をしなければいけないのですか。

A: そうではなく、神を中心に真の家庭を一つにする努力をするということです。お母様が神の原理と摂理を離れている深刻な状況にありますが、顯進様は昔と変わらずに原理と摂理の道を神中心に歩んでおられるため、顯進様と共にお母様をお迎えするのです。

8. 真の家庭と統一運動の分裂の原因

下のように二つのナレーションがありますが、真実は一つです。

1.「顯進様がカインの子女と一つになれなかったため、真の父母様は亨進様を後継者に立てた。しかし顯進様は愛の減少感を感じ、神と一つになっている真の父母様の指示に従わず、『自分の考え』に従って財産を奪って離れ、真の家庭と統一運動に分裂をもたらした。」

2.「お母様は不正リーダーと共に、お父様に『顯進様が堕落した』などの偽りの報告を継続して行い、父子の関係を引き裂いた。そしてご自分の言うことに従う亨進様を後継者に立て顯進様を追い出した後、亨進様・國進様も追い出して、ご自分が独生女としてお父様の全基盤を掌握し、摂理の方向性を超宗教超国家の平和運動から、真の父母様を宗教の創始者として認識し、原理を家庭連合の教理に留め、教勢拡大を目指す宗教中心のものに大きく歪曲した。」

Q: 真の家庭と統一運動の分裂の原因は何ですか。

A: 真の家庭と統一運動の分裂の根本原因はお母様が独生女信仰を持たれたことです。お父様に異端者爆破者宣布文を書かせ亨進様を立てたのも、國進様・亨進様がやりたい放題できたのも独生女信仰が背景にありました。顯進様は2009年以前も以降も同じ原理と摂理の道を歩み続けていらっしゃいます。

【詳細は下記サイトの「天宙史的葛藤の背景」をご一読ください】
https://align-with-god.org/seeking-truth/

9. お母様を人間的に支えることはお母様を助けることにならない

「お母様がたとえ間違っていたとしてもお母様に異を唱えてはならない。お母様には従わなくてはならない」という信仰は、神の摂理に責任を持つ主人ではなく、深刻な問題が起こったら、自分はただお母様に従っただけだといってお母様に責任を転嫁する、無責任に従うだけの僕の信仰です。

「必死に頑張っておられる」とか「愛を感じる」のでお母様はおかしくなっていないと主張する人がいます。お母様を人間的にだけ見て間違いを正当化をし、原理と摂理からずれている問題点には目をつむって盲目的に従うことで、本当にお母様を助けられると思いますか。独生女信仰という神から来たものではないものを信じ行動した場合、神のみ旨を成せなくなることが問題なのです。

Q: お母様に問題があるようには思えません。お母様のなさることに異を唱えることは不信仰であり、祝福家庭の責任分担はお母様に従うことではありませんか。

A: お母様は独生女神学の観点から神のみ旨を行っていると信じて動いておられるかもしれませんが、その信仰自体が間違っており、顯進様が行われている神の摂理を誰よりも妨害する側に立ってしまわれています。今のお母様に従っていくということは、道の先に崖があるというのに、崖に向かってその背を後押ししているようなものです。

10. 祝福家庭にできること

お母様は真の家庭を一つにして、メシヤの使命を勝利しなければなりません。しかし独生女信仰がそうできなくしています。祝福家庭が訴えたところでお母様が独生女信仰を捨てるということはされないことでしょう。

Q: 真の父母様と真の家庭に関する問題に祝福家庭が関わってはならないし、祝福家庭にできることは何もないのではないですか。

A: 第一に、お母様の独生女信仰は、カインの子女である祝福家庭がアベルの子女である長子・顯進様と一つになれず、真の家庭をサタンから守る霊的基台が崩れた故に起こった霊的問題であるため、祝福家庭はお母様・亨進様のことを自分の問題と思って悔い改め、まず長子と一つにならなければなりません。

第二に、お母様の問題に気づいたら、お母様を批判したり辱めるのではなく、顯進様のお母様に対する真の愛を信じて、多くの祝福家庭が長子のもとに集まる必要があります。多くの食口が独生女信仰に従わず、長子と共にお母様を迎えようとすれば、お母様が本然の位置に戻る道が開かれます。

再臨のメシヤよりも独生女? ―3月16日のお母様の御言を受けて

「再臨のメシヤよりも重要なのは、天の血統として独生女が誕生したこと…」

去る3月16日、米国ラスベガスにおいて、お母様は上記のように語られた。家庭連合の中では、今やこうした内容に疑問を投げかけたり、異論を挟むことも許されないのだろう。或いは、もはやこうしたことに対し、本当に何の違和感も覚えなくなってしまっているのだろうか?

「どこまでもお母様を信じよ」「他の声に耳を傾けてはならない」「心の内に生じる疑問や不信はサタンの思いだ」…etc。そうした言葉を、繰り返し聞き続ければ、誰でも判断力が奪われてしまうものなのかもしれない。しかし、少し遠目から、冷静になって、ごくごく客観的に、今の家庭連合を見つめ直してみるなら、誰しも、今の家庭連合の主張と思想とが、お父様の本来の御言から、大きく変わってきてしまっていることに気付くだろう。それはまるで、別の宗教のようである。

1)独生女、現家庭連合の教えの核心

一点一画たりとも損なわれてはならないとされた天聖経の編纂に始まり、八大教材教本は三大経典に変わり、成婚問答も、家庭盟誓も、天一国国歌も、神様の名称に至るまで、大きな変貌を遂げた。今や、神の日よりも御聖誕日が盛大に祝われ、名節でのお父様の椅子は取り払われるに至った。家庭連合では、それは皆、天一国時代を迎えたことによる勝利であり、時代的変化であって、お父様が打ち立てられた伝統を、微塵も損なわせるものではない、と説明するに違いない。しかし、現在、家庭連合が発信し続けている「独生女」というメッセージが、本当にお父様の伝統に根付いたものであり、その教えや思想を補い、発展させ得るものと、本気でそう考えられるのだろうか?

確かに、お父様も「独生女(独り娘)」という言葉を語って来られた。それはひとえに神の娘、アダムの相対、メシヤの新婦としての「創造本然のエバ」であり、人類歴史が求め続けてきた、何よりも貴い存在に違いない。しかし、独り娘はあくまで、「独り子」の誕生と勝利圏があってこそ、初めて復帰し得る立場であって、新約時代で言えば、人々をあくまで独り子、イエス・キリストへと導く「聖霊」の立場に他ならない。聖霊とは「助け手」であり、聖霊の働きがもたらすものは、イエス・キリストに向かう愛であり、悔い改めであり、感謝である。しかし、今、「独生女」という言葉が、何か「独り子」と拮抗するような概念として語られ、頌栄や感謝、愛情が「独り子」に向かうものになり得ないのは何故なのだろうか?

「血統転換、私(お母様)は胎中にいる時からだ。」「お父様はイエス様の使命を引き継いだ瞬間が独り子となった資格である。」(2014.7.1)
「私(お母様)を教育した人は誰もいない。独り子と独り娘は同等。独り子が独り娘を教育したとは言えない。」(2014.10.27)
「お父様は16歳の時にイエス様から独り子の位置を引き継いた。お父様はその位置から再臨のメシヤになるのではない。責任がある。」「4千年にわたるイスラエル民族の蕩減摂理を通じてイエス様を誕生させたように、私(お母様)もそうした立場で生まれたため原罪がない。」(2016.2.24)
「神様が私(お母様)の父。人類のうち、神様を父と知って生まれた人は私ただ一人。二千年前のイエス・キリストと。」(2017.3.29)

記録こそ公開されていないが、2016年12月25日の会議、並びに30日の先輩家庭集会において、お母様が「お父様には原罪がある」と言われたことも、周知の事実である。(https://align-with-god.org/seeking-truth/tokusennyo参照)

2)メシヤ、血統転換の歴史の結実

お父様とお母様は一体なのだから、お母様が今、どんなことを語られようと、それもお父様の御言なのだ…。そう言われる方々もいる。しかし、本当にお父様がわざわざ霊界から、御自身の教えや思想の根幹を覆すようなことを言われるのだろうか? お父様が霊界に行ってみたところ、ご自分の従来の教えが間違っていたことに気付かれた、とでも言うのだろうか? それが原理を学んだ者の正常な判断だと、皆さんは本気で思われるのだろうか?

神の創造理想はひとえに「神を中心とした理想家庭」の実現にあり、復帰摂理の中心は、失われた「アダム家庭」の復帰にあった。この最初の起点、「本然のアダム(メシヤ)の誕生」という一点のために、膨大な復帰歴史が費やされてきたことは、血統転換の歴史を学んできた者には分かるだろう。

「今までの神の歴史を考えてみた場合、6000年どころでない、何千年、何万年、何千万年が、アダム一人を復帰するためにかかってきました。(略)堕落前のアダムの基準を復帰する、たったそれだけのためにです。そのようにして来られた方がメシヤなのです。」(愛の相続、1978年9月21日)

アダムの復帰が容易でなかったのは、「血統」が失われたからである。お父様は「男性は種、女性は畑」と何度も語られた。それは単に生物学的な観点から話された訳ではないだろう。お父様が生殖や遺伝の観点から、下記のような説明をされたと見るなら、それはどれほど非常識で、差別的な発言になってしまうだろうか。「男性は種、女性は畑」というのは、何よりも、「神の血統」を代表し、これを受け継ぐ立場が男性である、ということに他ならない。

「母を見る時、血筋が違います。血筋で残るのは父子が残るのです。母は畑です。種は畑だけあれば、どこに植えてもいくらでも実を結ぶのです。そのため、父子関係は血統が連結されているというのです。堕落によって血統が間違ったことを否定しなければなりません。」(父子協助復帰時代、2000年3月6日)

アダムを通して「神の愛と生命と血統の種」を受けるはずのエバが、「サタンの愛と生命と血統の種」を受ける土壌となってしまった、それがエバにおける堕落である。しかし、アダムが堕落していなかったなら、エバの復帰は容易であったとされる。それはアダムの立場、「神の血統」が失われていないからである。エバが再び、サタンとの関係を断ち、完成したアダムの相対として立ち得たなら、神の愛と生命と血統を出発する立場に立ち返ることもできた。それだけに、アダムが堕落したことの意味は大きい。それは単に、アダムが堕落したエバと相対関係を結んだという話ではなく、アダムが「天使長とエバの偽りの愛」の結実として、「サタンの血統」を受け継ぐ「サタンの息子」の立場に「転換」されてしまったことを意味していたからだ。

「本来神の妻となるべき立場にあったエバは堕落によってサタンの妻となった。サタンと一体となることによってサタンの妻となったエバが次にアダムと不倫な血縁関係を結ぶことによってアダムを堕落させた。堕落したアダムはサタンとその妻が一体となって生みだした子女の立場に立つようになった。このようにしてアダムは神の息子からサタンの息子へと転落してしまったのである。」(成約摂理解説、第二章1節、サタン中心の血統転換:周藤健)

堕落してしまったエバを、再び神の愛と生命と血統を継ぐ立場に復帰するには、本然のアダムの「相対」の立場に立つことで、可能となる。しかし、堕落してしまったアダムを、再度、神の愛と生命と血統をもつ立場へと復帰させるには、もう一度、「神の血統の種をもつ子女」として、天から誕生させなければならなかった。それこそ、失われたアダム、サタンの血統と関係のない無原罪のアダム(メシヤ)を再び地上に誕生させるために費やされてきた「血統転換の歴史」に他ならない。

「天使長とエバが結婚することによって、原罪が植えられたでしょう。ですから、刈り取るときも、結婚によって刈り取らなければなりません。天使長との結婚によって植えられたので、誰との結婚によって刈り取るべきですか? アダム(メシヤ)との結婚によって刈り取るべきだというのです。」(祝福家庭と理想天国、P915)
「真の愛と生命の種をもったアダムを失った神様は、サタンの讒訴条件がない新しい種をもった息子を探し立てなければなりません。(中略)復帰摂理の中に現れた母子共助は、すべてが天の息子がサタンの讒訴を免れた新しい生命の種をもって着地するための準備であり、条件なのです。」(救済摂理史の原理観、1996年~世界巡回講演)

女性を中心に展開されてきたタマルの話も、マリヤの話も、メシヤ(本然のアダム)の無原罪誕生のための摂理(胎中復帰)であって、復帰摂理の核心はひとえに「メシヤの誕生」にあった。それが、お父様から学んできた復帰摂理の骨子である。無論、その独り子アダムの新婦となる独り娘エバが、天から特別に備えられ、聖別されてきたことを否定する者はいないだろう。しかし、皆さんは今まで、たったの一度でも、「エバの無原罪誕生」のための血統転換の歴史というものを、お父様から聞いたことがあっただろうか?

3)さいごに

私たちは誰一人、お母様があらゆる艱難辛苦を超え、真の母になられた歴史的事実を否定できない。私たちは皆、お母様が歴史上の如何なる女性も勝利し得なかった立場を勝利し、人類の真の母となってくださった事実を知っている。そしてまた、私たちの多くが今なお、お母様をお母様として慕い、愛し、最後まで信じていきたいと思っている。

しかし、それでも、私情を挟まず、冷静に、客観的に事実だけを見るなら、現家庭連合における「独生女」という思想は、決して、お父様の御言や伝統と一致するものにはなり得ない。また、受け入れ難い内容も含め、目の前で起こって来ている現実を、正直に、ありのままに見つめるなら、お母様の言動は今、お父様の勝利圏を希薄化させ、お父様がこれまでに打ち立てられた思想や信仰の伝統を、新たな「別の信仰」によって塗り替えてしまっている。過去の統一運動を知る人々から見たら、家庭連合こそ、最も大きな「分派」になってしまったと判断するだろう!

それでも皆さんは、今のお母様の言動に疑問を抱き、問題意識を覚える者たちが、ただ単にサタンの声に惑わされ、御旨の道から外れた者たちだと見るのだろうか? また、皆さんは本気で、今のお母様の状態が本来の状態ではないと危惧することが、ただただ不信仰で、不孝を働くことだと思うのだろうか? 私たちは皆、多くが同じような疑問を抱き、違和感を覚えていることを知っている。しかし、人目を気にし、周囲の顔色をうかがい、「絶対信仰」という言葉の前に委縮して、皆が皆、ただ黙って現状を受け入れているだけでは、そのうち、正常な問題意識すら消え失せてしまうだろう! 飛び出すタイミングを失ってしまった「ゆでガエル」のようになってしまっていいのだろうか?

過去、世間の如何なる反対にも負けず、自らの信念に立ち、真理と神霊によって、正しいことを正しいと言い、間違っていることを間違っていると叫んできた統一家のスピリットが、今なお、この運動の中に、皆さん一人一人の胸の内に、死なずに生き続けていることを信じたい。また、今、こうした混乱を収拾できるのは誰であり、歴史の背後にあって摂理史を導いて来られた、生きた神の御旨の主流へと私たちを正しく導き得る、この時代の「真の羊飼い」が誰なのかを、本気で祈り求めて頂きたいと思う。

亨進様の銃を携行した祝福式と家庭連合の対応を見て ー 櫻井正実

社会の信頼の喪失

去る2018年2月28日、銃を持って参加する祝福式が、亨進様によってサンクチュアリ教会で執り行われた。よりによって、2週間前にアメリカのフロリダ州で起きた無差別銃撃事件で使われたAR-15(アサルトライフル)を携行しての祝福式である

銃撃事件の被害に遭った高校生が始めた「Never Again(もう二度と)」運動がメディアでも取り上げられ、米国民の意識が銃規制法の強化に向かおうとしていた矢先のことであった。ちなみに、CNNの世論調査(28日時点)によれば、アメリカ国民の間で銃規制の強化を支持する人々の割合は70%に至り、これは1993年以来の高水準だと言われている。

こうした状況であっただけに、今回の亨進様による祝福式は、アメリカ国民から大変な顰蹙(ひんしゅく)を買っている。「宗教と銃の結合」がISを彷彿させ、AR-15を用いた点は、社会モラルを著しく欠いていると見られたことであろう。

お父様の思想と伝統の歪曲

信者に銃で武装し訓練させる亨進様の指導は、お父様の「平和軍や平和警察」といったみ言や黙示録に出て来る「鉄の杖」を独自的に解釈した結果である。一部の狂信者がコーランの教えの一部を歪曲して解釈し、ISを結成した様子と重なって見えるのは私だけではないだろう。

お父様が始められた祝福式は、純潔を守って来た男女が神の前に立ち、真の父母様を通して祝福を受け、神中心の家庭を成す誓約をする儀式である。その祝福式を銃を持って執り行い、多くの人々の不安と恐れを引き起こした亨進様の祝福式は、お父様の思想を歪曲し、お父様の伝統を破壊してしまう行為である。

それにも関わらず、今回の内容はアメリカばかりではなく、韓国の大手テレビ局でも、「統一教会の文鮮明総裁の息子」が起こした事件として大々的に報道されてしまっている。お父様の思想と伝統を壊すサンクチュアリ教会の事態が、社会の人々から「真のお父様の思想や伝統」を汲むものとして、同一視されていることは非常に嘆かわしいことである。今後もこのような行動が続けば、真のお父様の高貴な生き方を著しく損なわせる結果とならざるを得ないであろう。

無関係を主張する家庭連合の無責任さ

家庭連合は今回の事態に対し、あくまで、「他団体が引き起こした事態であって、自分たちとは一切関係がない」と一蹴している。しかし今、サンクチュアリ教会を通して問題を起こしている亨進様を正統な後継者であると宣伝し、統一運動全体の方向性の歪曲を許して来たのは家庭連合ではなかったか。

家庭連合ではお父様の聖和以後、亨進様がお母様に従わくなったために後継者としての資格を喪失したのだと弁明するかもしれないが、それは真実ではない。

家庭連合を「統一教」に変え、UPFを統一教の傘下団体に位置付け、米国総会長を顯進様から仁進様に代えたのは、決してお父様の意向ではなかった。また、神霊治癒礼拝も、聖塩販売も、真の父母様の銅像を持ち出しての天福パレードも、お父様の本来の伝統や摂理観からは著しく逸脱したものであった。しかし最もひどいものは、文國進様、並びに当時の教会指導部と共に推進した、文顕進会長に対する常軌を逸したネガティブキャンペーンと、巨額の資金を投じて訴訟を起こし、真の愛の道を外れた蛮行である。

しかし家庭連合は、亨進様が正統なお父様の後継者であるとして、これらすべてを「真の父母様が許可された真の父母様の指示」として容認し、食口はそれを傍観した。その結果が今の亨進様であり、サンクチュアリ教会なのである。

亨進様を立てたのはお父様ではなくお母様

当時、統一運動全体を導いていた顕進様を退け、亨進様を中心に据えたのは、一体誰の意向だったのであろうか。また、亨進様を立て、神の摂理の方向性をねじ曲げ、訴訟を始めた國進様・亨進様を追い出したにも関わらず、未だに訴訟が続いているのは誰の指示によるものなのだろうか。

現在、サンクチュアリ教会に在籍する信徒たちが、家庭連合を離れて、亨進様のもとのサンクチュアリ教会に入教したのは、「亨進様こそがお父様が立てた後継者であるにも関わらずお母様が追放した」と見ているからであろう。しかしそうではないのである。

顯進様を後継者に立てた真のお父様の決定に対し、真のお母様と、統一教会指導部が、亨進様を後継者として擁立しようと継続的にお父様に虚偽の報告をし、お父様と顯進様の父子の関係を引き裂いたのである。お母様と亨進様と腐敗した指導部は顯進様を追い出すという一点において結託し、真の家庭が一つになることを願われた真のお父様を裏切って、神の摂理の方向性から逸脱していったということが真実なのである!

サンクチュアリ教会の食口たちは、家庭連合内に矛盾を見いだし、お母様によりお父様の伝統が壊されていると考えたからこそ、サンクチュアリの門を叩いたのだろう。だとすれば、今一度、両目を見開いて見て頂きたい。亨進様の行動の中に、お父様の伝統が生き続け、お父様が生涯をかけて推し進めてきた神の摂理があるのか、を。

いま一度、真実を追求すべき

それ故に顕進様はこれまで沈黙を守って来られたのである。ご自分を迫害する真のお母様と他の子女様を守り、その責任を自らが背負って神の摂理の道を守るため、必死の歩みを続けて来られたのである。

私たちが決して取り違えてはならないのは、私たちが今戦っている相手は、真の家庭を崩そうとするサタンであるという点である。顯進様が誰をも憎まず裁かず、すべてを越えて来られた真の愛の先例に私たちも続かなければならない。この戦いは神とサタンの天宙史的葛藤であり、真の家庭に侵入したサタンを如何に追い出し、真の家庭を再び一つにするのかという戦いなのである。

顯進様は、今回の真の神の日から始まった一連の公的集会で、遂に沈黙を破って食口に真実を語られた。その決断の背後には、どれだけの苦悩があったことであろうか。冬のモンタナの山で精誠を捧げられていたというが、神様の前にお母様と真の家庭と祝福家庭全体、そして全人類の救いのために、必死の祈りを捧げられていたに違いない。その上で沈黙を破られたということは、真の家庭の分裂の原因を明らかにせずしては食口が真実に目覚めず、このままではお母様及び他の子女様方の霊的生命も失われてしまうからであろう。真実を明らかにされながらも、「決して裁いてはならない。自らを悔い改めよ」と何度も強調された顯進様であった。

短い文章ではとても説明できる内容ではない。もしこの文章を通して「真実」に関心を持ってくださった食口がいらっしゃるならば、是非下のサイトを通して「真実」を追求してくださればと思う。

顯進様の真実

2018.3.5

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<参照:一般メディアによるサンクチュアリ教会に関する報道>

– 米国統一教会の教会で小銃を手に合同結婚式
http://www.ichannela.com/news/main/news_detailPage.do?publishId=000000081951

– 小銃を持った合同結婚式に大騒ぎ…統一教会前総裁の息子が主導
http://news.kbs.co.kr/news/view.do?ncd=3612578&ref=D

– 弾丸の王冠に小銃を持って合同結婚式。統一教会関連宗教団体
http://news.jtbc.joins.com/html/126/NB11597126.html

– 統一教会文鮮明の息子の教会、小銃を持って合同結婚…激しい非難
http://imnews.imbc.com/replay/2018/nwdesk/article/4543645_22663.html

– 片手に銃を持ち、頭には弾丸の王冠。統一教会米国合同結婚式
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2018/03/01/2018030101587.html

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